2011年7月6日建立の逢合橋の万葉歌碑に続いて、2011年11月3日（木・祝日）、天の川の緑地公園にて七夕万葉歌碑の除幕式がありました。

万葉集は7世紀前半の飛鳥時代から、奈良時代後半までの約130年間にかけて編まれ、4,516首の歌があります。そのうち七夕の歌は132首で、七夕の歌のうち天の川・彦星・織女を含む歌は3首あり、その中から、天の川にふさわしいこの歌が選ばれました。

【碑面】
天の川　梶の音聞こゆ　彦星と　織女と　今夜逢ふらしも
あまのがは　かぢのときこゆ　ひこぼしと　たなばたつめと　こよひあふらしも

【訳】
天の川で　梶の音がしている　彦星と　織姫星とが　今夜逢っているらしい

透き通る穏やかな天野川の流れにカモの親子が泳いだり、お昼寝したりしているのを横目に見ながら、除幕式は滞りなく行われました。