地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、交野の地域情報サイト「織姫ねっと」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

交野の地域情報サイト「織姫ねっと」

お出かけルポ

子どもが生まれたら、どんな保険が必要?

子どもの将来を考えて、豆知識!

2011/09/26

こんにちは。織姫ねっと市民リポーターのネネです。生命保険、医療保険と聞けば、「万が一に備えて」「家族のために」という思いがあるのではないでしょうか。今回は、保険の見直しや加入を考えておられる方々のためにも、皆さんの疑問にお答えするべく、「PLAN DO」(織姫ねっと掲載店)さんに取材にいってきました。長期間にわたり保険料を払い続ける可能性が高いだけに、自分にあった保険を選ぶ重要性をわかりやすく教えていただきましたよ。
「PLAN DO」代表 杉本氏
「PLAN DO」代表 杉本氏
今回取材させていただいた、「PLAN DO」代表 杉本さんのプロフィールを紹介します。
フコク生命保険相互会社に30年間勤務するなかで、営業社員の指導・育成の理論と実践を経験。
定年を機に代理店として独立するとともに、営業社員のスキルアップセミナーの講師や主婦向けの家計セミナーを開催するなど幅広く活躍されています。
結論から言うと、『保険は、社会保障では足りなくて、貯蓄を取り崩してもカバーできないリスクだけに掛けるのが大原則』です。
『生命保険』
家庭を持ち、子どもが産まれたら生命保険を考えるのではないでしょうか。子どもさんが社会人になるまでは、生活費を賄っていくためにも生命保険に加入することをお勧めします。
その時に注意することは、「亡くなったら困るから‥」と漠然と考えるのではなく、
1、遺族年金がいくらもらえるのか。
2、現在の生活費と子どもさんの将来を考慮して、不足する分を計算する。
その時に必要な額と、期間を満たすことが大切です。

『医療保険・入院保険』
療養入院も含めた入院日数は34日間ですが、実際の入院保険の支給対象になっている病気・ケガによる入院は平均14日間です。
国民健康保険・被用者保険など、皆さんが加入している公的医療保険には、「高額療養費制度」といって、
1ヶ月あたりの自己負担限度額を越えた分は返還される制度があります。所得区分が一般の方であれば、医療費の負担上限額は約8万円です。ですから、無駄な掛け金を貯蓄にまわしておいたほうが融通がきくということですね。貯蓄で賄える準備をしておけば、医療保険・入院保険をかける必要はありません。

『一生涯の保険と、期間10年の保険』はどちらがいいのでしょうか
一度契約すると、その内容はずっと同じになりますが、保険会社は5年に1度保険の内容を見直します。
しかし、年齢を重ねても同じ保険内容で対応できるとは限りませんので、加入される方の年齢によって考えることが大切です。おおよそ45才以下の方なら、まず10年間の保険に加入することで、掛金の安さや保険内容が見直せるというメリットがあります。45才以上になれば一生涯の契約にされることをお勧めします。

『ガン保険』
統計によるとガンに患う人は男性2人に1人、女性3人に1人と罹患リスクは高くなっています。そのためにも先進医療を賄えるガン保険は必要だと言えます。
ガン対策基本法の施行により、治療技術は急激に進歩し先進医療や自由医療によってガンは治る病気になりました。しかし、先進医療や自由医療にかかる費用は自己負担で高額になるため、経済的備えをする意味でも、以下の選択基準を十分理解しておく必要があります。
1、ガンと診断された時に支払われる「診断給付金」が充実している。
2、初期のガン(上皮内ガン)も保障されている。
3、再発時にも「診断給付金」が支払われるもの。
「生命保険」「医療保険・入院保険」「ガン保険」について説明しましたが、基本はすべて別のものと分けて考えてください。
商品の中には、全てが一緒になっていて複雑化しているものが増えているといいます。そうなると、ややこしくて自分の保障内容が正しく理解できない。支払事由を満たしているのか不安になり何度も証書を見直したり、請求漏れがおこったりします。

大切なことは、本当に必要な保障だけをつけたシンプルな保険にして、無駄を省くことです。浮いた保険料を貯蓄に回すことで余力も高まります。

『老後に備えて』
老後に備えたお勧めの保険は、「短期払い終身保険」です。
短期間で早めに保険料の払い込みを終えて、高齢になってから解約すると割増になって返戻されるというものです。
資金作りという面では、学資保険としても適用できますよ。

『いざ、保険の見直し!』
保険を見直したい。でも今まで掛けてきた保険がもったいない‥と気持ちになりませんか?
商品によっては「払い済み」という手続きをとることもできますが、今以上の損を重ねることを考えれば約7~8割の方は解約されているそうです。
注)もとの保険を解約するのは、新規加入の保険審査が通ってからにしてください。

『解約返戻金』
解約返戻金のある商品は、その分保険料が高くなっているということですので、返戻金がない保険が正当と言えます。
無駄な保険料を省き、家計を守る主婦のためにセミナーも開催しています。
無駄な保険料を省き、家計を守る主婦のためにセミナーも開催しています。
保険の相談をすると、最初に見せられるのは設計書などのパンフレット。しかし、内容はややこしくて、パンフレットにばかり目がいってしまい、パンフレットを中心に話が進んでいく。という経験はありませんか?
「PLAN DO」の杉本氏は、最初にお客様とお会いする時は、メモ用紙と4色ボールペンだけを持っていきます。まずは、その家庭のライフプランや、ご主人・奥さまの考えをしっかりと聞き、(夫婦と言えども同じ考えとは限りませんので)その家庭にあった必要な保障を検討しアドバイスをしています。
相談=取引とは一切考えておらず、出会いを大切にして良い人間関係を築いていくことを仕事のスタンスにしておられます。
保険選びは、良き相談者選びといいます。ネネの家庭でも保険に加入して何年も経っているので、「もっと早くに杉本さんに出会いたかった」と思いました。でも前向きに考えれば、今回の取材を通してお会いできてよかったです。真剣に見直しを考えた時には、必ず杉本さんを思い出して相談に行きます。