北大阪商工会議所青年部の活動を紹介させていただきます。

平成２１年４月２４日（金）〜２５日（土）、高松方面に総会旅行へと行って参りました。OB4名を含む37名に参加していただき、香川県高松市の「高松丸亀町商店街」への視察もさせていただきました。
「高松丸亀町商店街」は香川県の県庁所在都市・高松の商店街で約150店舗からなります。また、がんばる商店街７７選のにぎわいあふれる商店街に選ばれ、また民間主導による商店街の活性化のモデルケースとして全国的に注目されています。最盛期には一日の通行量が176,000人だったのが1980年代には通行量の停滞現象が確認されており、郊外でのショッピングセンター建設が次々と表面化し始めました。通行量が大幅に減少をはじめると、売り上げが急速に落ち始め、売り上げ、通行量共に、最盛期の50％減となりました。
そこで、地元住民が中心となって第３セクターによる街づくり会社を立ち上げ、同社がデベロッパーとなって土地を所有者から借り上げ、業種の偏りを正してレイアウトするなど商店街全体のマネージメントを進め、土地の所有権と使用権を分離する手法を街づくりに活用したようです。
全長470mの商店街をA〜Ｇの７つの「街区」にゾーニングし、商店街の一部だけではなく、すべての街区を対象とした再開発を段階的に行っていき、区ごとに特徴を持たせながら、公園や飲食店、生活雑貨店や福祉サービスなど、これまで丸亀町商店街に不足していた機能を段階的に補うという計画をすすめ。中でもＡ街区は、都市再生特別地区に指定され、民間都市再生事業の認定を受けた第一種市街地再開発事業であり、かつ、特定民間中心市街地活性化事業の認定も受けており、丸亀町商店街全体を再生する第一歩となることが期待されています。
先行して開業した区画では、再開発前と比べ、売上が３倍、通行量が１.５倍増と順調な滑り出しをみせています。
高松丸亀町商店街振興組合、古川康造理事長には、プロジェクターを使って、商店街の歴史から、現在に至までの過程をわかりやすく説明いただき、また商店街も丁寧にご案内いただき、私達青年部メンバーにとって、地域活性化の為に大いに役立つ視察となりました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。